SPインタビュー Vol.4 PENTAX リコーイメージング プロダクツ(フィリピン)  小沼 豊 社長

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PENTAX リコーイメージング プロダクツ(フィリピン)  小沼 豊 社長

セブで出会った著名人にセブについてインタビューを行うジョブポットスペシャルインタビューシリーズ! 第3回目は、PENTAXのリコーイメージング  プロダクツ(フィリピン) 小沼 豊 社長にインタビューをさせていただきました!


 

日本人のもつ”技術力”と”ものづくり”の知識で世界中にペンタックスのカメラをお届け

現在約2000名のスタッフを抱えるリコーイメージング プロダクツ(フィリピン)(以下、リコーと略)。会社の始まりは、1991年4月Asahi Optical Phillipines Co.、フィルムカメラの工場として操業を開始しました。 創業開始以来23年、昨年2013には、カメラ生産出荷台数が2000万台をこえました。ひとつひとつ丁寧に手作りでカメラを生産する、リコーの小沼社長にお話を伺いました。

 

会社の歴史

先に工場見学で私どものスタッフが説明しましたように、1991年4月Asahi Optical Co。から始まり、2001年Pentax Cebu、2011年Pentax Ricohそして昨年リコーの経緯を踏んでいます。 フィルムカメラからデジタルカメラへ、そして現在デジタル一眼レフカメラを主力に、フィリピン人スタッフが手作業で一つ一つ丁寧にそして手にしたお客様に喜ばれる製品を願って作っています。

 

ものづくりから人づくりへ

カメラを作るということは、大変に緻密な作業と技術が必要です。ハンダ付けや適量のオイル指しなど。スタッフに技術を覚えてもらうように最初トレーニングします。適正、トレーニング、スキルアップを総合的に見ながら、日本人のような職人技の力量があるスタッフを見つけたときは、とても感動します。今までの技術の蓄積で、レンズとのセットでのカメラ1台が100万円もするフラッグシップ/高級カメラもここセブで生産ができるまでになりました。私どもの会社は大手さんに比べると規模は小さいものの、オーダーカラーとして120通りの組み合わせのカメラも作れるんですよ。これは、例えば日本のヨドバシカメラで「この色が欲しい」とご注文いただくと約2週間後にはお手元に届くんです。オーダーがスムーズに行くのも私どもの会社の自慢です。これも、大手ではできない工場の生産チーム、販売チームとの協力がなせる業なのです。

 

自分たちが作った製品が見れる

私どもの工場ではパーツを作るのではなくカメラを0から完成まで、そして箱詰めまでを行っているのですよ。ですので、全てのスタッフは、自分たちが作った製品を実際見ることができるし、また町で自分たちが作ったカメラをお客様が使ってるというような場面にも遭遇します。お客様の反応がわかるのは、スタッフにとってはとてもいい刺激になり、さらにいい商品を世に送り出せるプライドへと続きますね。

 

心に訴える写真文化は、永遠だと思います

最近では、みながスマホで簡単に写真が取れる時代になりました。データーでの写真交換。しかし私は、紙に印刷した「写真」という写真文化は、永遠のものだと思っています。家族と一緒の写真、自分の幼いころの写真、そしてみなが感動するような写真。そこには物語があり心を動かす力があります。この感情というものは各国共通と思っています。心に残る素敵な写真を、皆さんにぜひ撮っていただきたいですね。そんな素敵な写真が撮れるカメラを、私どもはみなさんにお届けしたいと願っています。

 

工場見学でもっと感動しよう!!

リコーでは、工場見学を受付てます。セブでPentaxのカメラが作られる工程が見れるチャンスです。お問い合わせは、 s.kuroda@ph.ricoh-imaging.comまで。(企業・学校・団体の受け入れとさせていただきます。要予約)