フィリピン経済 今を読み解く by isajijournal Vol2

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フィリピンの旬のニュースをお届け。

<注目のニューストピック1>
日比ヤクルト販売15.5%増、主要市場最大の伸び率

<注目のニューストピック2>
2015年訪日者数、早くも1,000万人超え。
フィリピン人がASEAN第2位に


 

フィリピンヤクルト販売数上半期、1日当たり212万7千本に増加
インドネシア12.5%増や中国11.6%増などを凌ぐ

ヤクルトのフィリピンでの販売好調が続いている。

フィリピンでは、ヤクルト本社が40%出資するヤクルト・フィリピン(持分法適用会社)が、1978年10月から営業を行っている。

海外発売時期としては、1964年の台湾、1968年のブラジル、1969 年の香港、1971年の韓国とタイに次ぐ歴史を有している。

このヤクルト・フィリピンズの2015年第1四半期(1月~3月)の一日当り販売数量(確定値)は、前年同期比20.2%増の210万8千本と好調であった。

20.2%増という伸びはマレーシアの25.3%増に次ぐ世界第2位の伸びであった。

マレーシアは一日当り販売数量は30万2千本という規模に過ぎず、主要市場の中では、フィリピンの伸びが最高であった。

そして、2015年上半期(1月~6月)の速報値では、ヤクルト・フィリピンの一日当り販売数量は前年同期比15.5%増の212万7千本へと増加 している。

この販売数量は、アジア・オセアニア地域では、中国、インドネシア、韓国に次ぐ第4位、タイを追い抜いた。

フィリピンのアジア・オセアニア地域でのシェアは11%に達している。ちなみに、アジア・オセアニア地域全体の一日当り販売数量は同6.1%増の1,939万7千本、海外全体では同4.6%増の2,576万5千本であった。

今上半期のフィリピンの前年同期比15.5%増という伸び率は、世界で最大の伸びであったマレーシアの20.9%増に次ぐ2番目の伸びであり、3位米国の18.9%増、4位インドの14.7%増、5位インドネシアの12.5%増、6位中国の同11.6%増などを上回っている。 マレーシアでの一日当り販売数量は上半期でもまだ30万3千本に過ぎず、米国、インドは更に少ない。

したがって、上半期累計でも、フィリピンが世界の主要市場で最大の伸び率であったといえる。

なお、ヤクルト・フィリピンの資本金は18億ペソ(約50億円)、2013年末の従業員数は893人、ヤクルト・レディーは2,625人、取引店は11万2,557店に達している。

そして、日本と同基準の厳しい品質管理で製造されたヤクルトを低価格で提供してきている。

したがって、ヤクルトは、赤痢や腸チフスなどに悩まされながら、医薬品購入余力がない低所得層にとって安価な栄養食品となっている。

すなわち、庶民の強い味方となっており、知名度も高くなっている(15年7月28日の株式会社ヤクルト本社ニュースリリースなどより)。

 

ASEANではタイに次ぐ、伸び率でも第2位
10カ月連続で各月の最高記録更新

日本政府観光局(JNTO)は7月22日、訪日外客数などに関する2015年6月の推計値を発表した。

2015年6月の訪日外客数は前年同月比51.8%増の160万2,200人(推計値)となり、6月として過去最高だった2014年の105万6千人を54万7千人上回った。

夏休みシーズンの開始と継続的な訪日プロモーションや円安に加え、航空路線の拡大、査証(VISA)免除・要件緩和、昨年10月にスタートした消費税免税制度の拡充などが訪日需要を押し上げた。

上位5市場は、1.中国(前年同月比167.2%増の46万2,300人) 2.台湾 (35.8%増の34万5,200人) 3.韓国(21.2%増の25万1,500人) 4.香港(75.4%増の13万7,000人) 5.米国(16.2%増の10万2,100人)。

フィリピンは前年同月比38.6%増の1万8,600人で、6月として過去最高を記録、2014年9月から10カ月連続で各月の過去最高を記録している。

独立記念日を含む3連休、航空会社各社による期間限定のプロモーション価格での航空券販売が、訪日需要を刺激する要因となった。査証緩和や円安の効果、旅行博等における継続的なプロモーションにより訪問先の選択肢としての「日本」のイメージが浸透しつつある。

上半期の東南アジア主要国からの訪日外客動向(推定値段階)
順位 国 2015年上半期 前年同期比
1位 タイ      423,600 +28.1%
2位 フィリピン      138,500 +50.8%
3位 マレーシア 133,600 +14.9%
4位 シンガポール 129,900 +32.8%
5位 インドネシア 96,700 +28.4%
6位 ベトナム      94,300 +58.3%
参考 世界合計   9,139,900 +46.0%
参考 中国     2,178,600   +116.3%
出所:日本政府観光局資料より作成、数値は推計値

下表のとおり、フィリピンからは2014年に前年比70%増の18万4,204人と急増、10年ぶりに史上最高を記録(それまでの過去最高は2004年の15万4,588)するとともに、東南アジアで最も高い伸び率を示した。

2015年に入って、訪日意欲・関心は一段と高まっているといえよう。

フィリピンからの訪日外客数推移
2011年 2012年 2013年 2014年 2015年上半期
訪日外客者 63,09 85,037 108,351 184,204 138,500
伸び率  -18.5% +34.8% +27.4% +70.0% +50.8%


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伊佐治 稔  Minoru ISAJI

情報提供サービス・経営コンサルティング・アウトソーシングサービス会社WCLソリューションズ・フィリピン・コーポレーションの最高経営責任者(CEO)兼代表取締役社長。フィリピン在住。
日本証券アナリスト協会検定アナリストとして20年以上にわたって日本、シンガポール、タ イ、フィリピン、米国などの経済、株式等の調査活動に従事。アジア経済界で築いた強力な人的ネットワーク、ビジネス慣行・資本市場に関する詳細な知識、資 金運用ノウハウを生かしフィリピン進出日系企業・個人を支援している。フィリピン経済・金融・投資情報をインターネットで日々配信している。

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