【リタイヤメントビザで暮らす 第23回】セブ初の4世代移住経験者から見える、セブの暮らしと新しい風

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辻 眞樹さん(38歳) 香さん(33歳) 玲奈ちゃん(8歳)

埼玉県出身・日本では人の喜ぶ顔を見られる仕事をしたいとレストランで約15年働く。
ご両親と祖父がリタイア後すでにセブに移住していたことから、2015年5月に眞樹さん家族もセブに移住。
2016年3月に和洋食レストランSkilletをオープン。
玲奈ちゃんはプライベートスクールに通学。
セブ唯一の4世代移住者でしたが、祖父の椿峨さんは2016年5月セブにて他界。

 


 

セブに来られた背景を教えてください。

既に両親がリタイア後セブの南の町サンタンダーでルビリゾートというホテルを経営しており、母方の祖父もセブに移住していました。
祖父は先日他界してしまいましたが、90歳を超えていながらも、専属のケアギバーさんやドライバーさんの存在にも支えられながら、身体が動く間は囲碁やビリヤードなどを楽しみ、日本ではできないセブでの暮らしをとても楽しんでいました。
そんなことから、私も以前から時々セブには来ており、雰囲気は悪くないなと思っていました。

日本ではレストランで長く働いていたのですが、いざ自分のお店を持とうと考えると、物価、材料費、家賃等の上昇や人口の減少などを考えても衰退局面にあると思いました。
反対に、セブは今とても勢いがあり、人口が多く富裕層も増えてきて、両親が既にいる土台も考えると、日本で起業するよりはセブの方が向いているのではないかと思い家族で移住する事に決めました。

 

安く就労可能なSRRV(リタイアメントビザ)を取得

もともと祖父がSRRVを持っていたのと、ずっとフィリピンに住むなら観光ビザや労働ビザよりも安く就労も可能と聞いたので、取得することにしました。

私は家族3人なので、1枠の預託金や年会費に3人まで同額に含まれるという条件もちょうど私に合っていました。
フィリピンではID(身分証明書)をさまざまな場面で求められますが、お店の開業にあたって観光ビザの時には難しかった諸手続きも、ビザ取得後はSRRVのIDを見せることで信用を得ることができ、スムーズに進められたのが良かったですね。
フィリピンは信用をとても大事にする国だと思います。

 

既に英語はペラペラ!子どもの成長の速さに驚きました。

娘はインターナショナルスクールに通っていますが、セブに来た頃は全く英語ができませんでした。
それでも、「一緒にがんばりましょう」と唯一言ってくれたのが今の学校で、とても心強く思いました。

ほとんど英語が分からない中での授業は大変だったと思いますが、1年経った今は英語もペラペラしゃべります。
子どもの吸収・成長は速いですね。
子どもが生活に慣れるか心配でしたが、いい学校に出会い、家には両親やハウスワーカーがいてみんなが面倒を見てくれるので、祖父もそうでしたが、日本にいる時よりも人手が多くとても助けられています。

 

上手く行かない事も楽しめる準備を

物事がうまく進まないのが困りますね。
新しいはずの厨房の電球が2週間で全て切れたり、ソファの生地の張り替えを依頼し、フォローアップし続けたのに結局1ヶ月何も進んでいなかったり、トイレの水漏れ修理が1度で直らず何度も来てもらったり。

日本はサービスがしっかりしていて便利ですが、こちらももう少しちゃんとやって欲しいなと思います。
でも、だいたいはしょうがないなと思える範囲で、それほどイライラすることもないです。

 

海外で和洋食レストランを開業!

海外で開業するのでそれなりの覚悟はしていましたが、多くの方の助けがあり、簡単ではないですが、思ったよりはスムーズでした。
日本で働いて、そこで苦労した経験の土台がある分、さまざまなアイデアが浮かび今に生きています。

素直な良いスタッフに恵まれ、自分の不足な英語でも言いたいことを理解し、よく働いてくれるので助かっています。
お客様が「おいしかった」「すごくいいお店だね」と言ってくださるのが喜びで、やりがいにつながっていますね。

 

オムライス

レストランの人気メニュー、ふわとろオムライスは絶品!

 

セブ移住を考えている人へメッセージ

移住をどうしようか考えているということは、興味があるということ。
考えているだけでは結論は出ないですし、現実は想像を超えた世界なので、まず行動してみるといいと思います。

 

セブの生活に対して香さんから一言

セブに慣れた夫の両親がいたとはいえ、生活に慣れるまでの最初の1ヶ月は特に大変でした

英語ができないので、周りから心配されて自由に動けず、フィリピンで生活していくことのストレスや怖さがありました。
でも、フィリピン人って本当に優しくて。
うまく英語を話せなくても、一生懸命理解しようとしてくれて、英語ができなくても何とかなるっていうことに気付いた時、言葉の壁が取れて、気が楽になりました。
今はセブ生活を楽しんでいます。

 

▶︎Japanese Cafe&Bistro Skillet(スキレット)の詳細はWEBページをご覧ください。 

 

~セブポット2016年7-8月号掲載~

 

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