セブの子供たちへ ダンスを通じて自分の力で夢の扉を開いてほしい

1509hycIMG_3302セブの子供たちへ ダンスを通じて自分の力で夢の扉を開いてほしい

~ 累計3万人の子どもたちに無料でダンススポーツを通じて関わってきた15年間 ~

インタビュー Mr.Edward Hayco
Dancesport Director Cebu City Sports Commission(CCSC) chairman


9月にウォーターフロントセブシティでインターナショナルダンススポーツが開催されます。

私たちのCCSC(Cebu City Sports Commission)はその主催をしていますが、私たちが15年間続けているCCSCの主な活動は、子どもたちの育成です。

セブには、社会的に恵まれていない、貧しくて学校に行けない、親に恵まれず正しい道を歩けない子どもたちがたくさんいます。

どうしたら、子どもらしく生き生きとした人生を歩めるだろうか?

「スポーツを通じて、子供たちに夢を持ってもらいたい」というのが私たちの始まりです。

まずは私たち夫婦の趣味でもあったダンススポーツを子供たちに教え、新しい可能性を見つけてほしいと思いました。1509hycIMG_33025

今はセブ市にある80の全てのバランガイの子どもたちが、すべて無料でレッスンを受けられる環境を作っています。

レッスン会場は20の公立の学校行われていて、Public School Gymと呼ばれています。

学校でダンスを教えることで、今まで学校嫌いで勉強していなかった子どもたちもいつしか勉学にも励みだしました。

この15年間で実にセブの3万人の子どもたちが無料でダンスを習っています。

ダンスを習いだしてから子どもたちが気づいたことは、ダンスを習う事でお金を得ることもできるんだ、ということです。

優秀な子はもちろんスカラーシップを利用して進学することも出来ますが、ある程度ダンスを習得した子どもたちは、そのスキルを使い他の人にダンスを教えられる。

ダンスは他のスポーツと比べ指導者やインストラクターになりやすいんです。そこでお金が得られる。

自立できることを知っていくんです。中には8、9歳ですでに大人にダンスを教えている子どももいます。

これも一つの可能性ですよね。リーダーシップや責任感、自信などにもつながります。

ダンスを習う事は、自分自身を信じ、可能性の扉を開けさせる、ひとつのツールなのです。

代表的な話のひとつに、一人の少年Wilbertという子がいました。彼は、ダンスを11歳から習い始めました。1509hycIMG_3302558

通常は遅い年頃ですね。彼は、ゴミ拾いをするのが日課でした。

ゴミを拾っていたとき、彼はお城を見ました。(それはWaterfront Cebu Hotelのことでした)。

「こんなお城のようなところに、僕も行ってみたい、中には何があるのかな」と思ったそうです。

そんな彼は、CCSCを通じてダンスに芽生え、熱心にダンスに励みました。そしてダンスの成果を競い合う会場が、紛れもなくこの「お城」だったのです。

お城で自分の今まで練習したダンスを大勢の前で披露し、そして競い合う。今までの練習の甲斐もあり、彼は今では9回もYouth World Championshipのメダルに輝いたのです。

彼のサクセスストーリーはフィリピンでも色々なメディアで取り上げられ、映画にもなりました。

CCSCでは、数年前から市内のダウンタウン地区Pasilにストリートチルドレンの為のスポーツジムを建設し、毎週土曜日にダンススポーツだけでなく、空手、ボクシング、ウェイト、バスケットボール、アーニス、卓球、バドミントンなど、あらゆるスポーツを無料で習えるように子どもたちに提供しています。習いたい子どもたちに、十分な機会の提供をするにはまだまだ設備は足りていません。

スポーツを通して、健全な精神と正しく歩む道を、子どもたちが自分の力で切り開くことができると、私たちは信じてます。



1509hycIMG_330255余っているスポーツ用品はありませんか?

CCSCは、15年間全てボランティアで活動してきました。スポーツを習いたいという子どもたちはまだまだたくさんいます。
こんな子どもたちのためにどんなスポーツのグッズでも寄付を呼びかけています。
ボール、ラケット、Tシャツ、シューズなどなど、不要な品がございましたらぜひご連絡ください。

連絡先

CCSC (032)415-5844 または セブポット(032)236-6792 まで。
FaceBook Page : Cebu City Sports Commission