フィリピン経済 今を読み解く by isajijournal Vol3

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フィリピンの旬のニュースをお届け。

<注目のニューストピック1>
無印良品が産地支援、ネグロス島黒砂糖飴など発売

<注目のニューストピック2>
ユニクロがセブに進出。年内2店舗オープン。


無印良品が産地支援、ネグロス島黒砂糖飴など発売

無印良品を企画・開発する良品計画(東京都豊島区)は、産地支援の取り組みの一環として「フィリピンネグロス島産黒糖」と、「インドネシアパプア州産カカオ」を使用した菓子5アイテムを、10月15日(木)から全国の無印良品と無印良品ネットストアで発売(ネットストアの販売は16日から)する。

無印良品がものづくりで大切にしていることは、「感じ良いくらし」の実現である。それは、商品を食べる人はもちろん、作る人の「くらし」も考えた取り 組みのこと。その一環として実際に現地に足を運び、生産農家と「顔が見える関係」を築き、現地の人々の経済的自立を応援している。今回発売される菓子5品 は、フィリピンネグロス島で農薬を使用せずに育てたサトウキビから作る黒糖や、インドネシアパプア州で森の生態系を守りながら育てたカカオを使用した。

インドネシアの東側ニューギニア島の西半分にあるパプア州やフィリピンの南側のネグロス島は年間を通て日射と雨に恵まれ、カカオやサトウキビの栽培に適した地域である。農薬を使わず、大自然の中で作られているカカオやサトウキビは安心安全で質の良い原料に育つ。これらは、主に小規模な家族経営の生産者によって作られている。無印良品では店頭を通じて「つくる人(生産者)」と「食べる人(お客様)」を繋ぎ、経済的自立をめざしている生産者の人々を応援して いく方針である。

<フィリピン ネグロス島産黒糖使用商品>
・フィリピン ネグロス島産黒糖使用 黒糖のど飴 45g ¥180
黒糖の持つやさしい甘さとあっさりした後味が特長、食べやすい個包装にしている。

・フィリピン ネグロス島産黒糖使用 黒糖かりんとう 43g ¥180
顔が見える生産者から仕入れた黒糖を使用した。カリッとした食感にするために三度揚げしていえう。
(15年10月15日の株式会社良品計画ニュースリリースより)。

無印良品のフィリピンでの店舗展開は、地元大手小売グループであるルスタングループ(Rustan Group)のリテール部門グループ会社である「ストアーズ スペシャリスツ社(STORES SPECIALISTS,INC.)」へのライセンス供与/商品供給というかたちで展開。フィリピン出店は2011年に、第1号店となるMUJIボニファシオ・ハイストリート店をオープンした。
尚、セブではアヤラショッピングモール内に無印良品の店舗が入っている。

 

ユニクロがセブ進出、10月23日に第1号店

ファーストリテイリングはフィリピンにおけるユニクロ店舗の出店、運営を目的として、2012年1月にSMリテール社と共同出資して合弁会社、
「ファーストリテイリング・フィリピン社(FRPI、所在地:マニラ首都圏パサイ市)を設立した。ファーストリテイリン グの出資比率は75%である。

フィリピンでのユニクロ1号店は、2012年6月15日に、巨大ショッピング・モール「SMモール・オブ・アジア」に出店された。初出店から約1年後の2013年5月に4店、13年11月に10店に達した。約2年後の14年5月には12店、14年12月に20店突破、2015年9月末時点で24店と順調に拡大してきている。

フィリピンでのこれまでの出店はマニラ首都圏中心にルソン島に限られていたが、今後は、ルソン島以外にも幅広く展開する意向である。まず今年内に、マニラ首都圏に次ぐ都市圏であるセブに2店オープンする意向であると表明している。

そして、ユニクロ・フィリピン公式Facebookによると、10月23日(金曜日)にセブ第1号店(ビサヤ地方第1号店でもある)が、ショッピングモール「SMシティ・セブ店」にオープンする。また2号店をセブの南部の埋め立て地域(SRP)に立地するセブ最大のSMモール「SMシーサイドシティ」内に11月27日オープン予定。

なお、フィリピンでユニクロを展開するFRPIの合弁相手であるSMリテール社は、商業施設運営、銀行、不動産、ホテル、コンベンション事業などを展開するフィリピン最大級のコングロマリットであるSMインベストメンツ社の子会社であり、小売業におけるリーディングカンパニーで50年の歴史を誇っている。FRPIは2012年6月のユニクロ初出店時に、 「数年間でユニクロを50店舗出店、遠くない将来[2020年頃]にフィリピン首位となることを目指す」と表明している。

アセアン主要国では、14年11月末時点では、フィリピン店舗数は19店、マレーシアの23店、シンガポールの21店、タイの21店に及ばず第4位のままであった。ところが、今年9月末時点では24店で、マレーシアの26店に次ぐ第2位グループとなっている。

(出所:ユニクロ・フィリピンFacebook、ファーストリテイリング資料などより)


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伊佐治 稔  Minoru ISAJI

情報提供サービス・経営コンサルティング・アウトソーシングサービス会社WCLソリューションズ・フィリピン・コーポレーションの最高経営責任者(CEO)兼代表取締役社長。フィリピン在住。
日本証券アナリスト協会検定アナリストとして20年以上にわたって日本、シンガポール、タ イ、フィリピン、米国などの経済、株式等の調査活動に従事。アジア経済界で築いた強力な人的ネットワーク、ビジネス慣行・資本市場に関する詳細な知識、資 金運用ノウハウを生かしフィリピン進出日系企業・個人を支援している。フィリピン経済・金融・投資情報をインターネットで日々配信している。

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