銀行口座開設

~銀行口座開設について~

フィリピンで長期滞在する人にとって、お金を安全に管理するために銀行口座は必要ですよね。
しかし、銀行口座を開設するためには、フィリピンで有効なID(身分証明書)2つ、住所を証明する光熱費等の請求書などが必要であるため、誰でも銀行口座開設を開設できるわけではないという難しさがあります。

<銀行口座開設サポート費用>
■10,000ペソ
(フィリピンペソ口座、USD口座、それぞれ1つの口座あたり)

【料金に含まれるサービス】
1.必要書類等のご案内
2.銀行へ同行
3.書類記入代行
4.ATMカード代理受け取り
5.ATMカードの送付(※ご希望される場合。送料別途。)

6.通訳

<お客様にご用意いただく物>
①パスポート
②最低入金金額
   ・ペソ口座:2,000ペソ~ *最低入金金額は、開設される口座の種類により異なります。
   ・USD口座:500USD
※1ヶ月の平均預金残高が最低入金金額を下回った場合には、口座維持費用が発生いたします。

③銀行口座開設サポート費用


■ペソ口座開設について

ペソ口座には大きく分けて、SavingアカウントCheckingアカウントの2種類があります。

①Savingアカウント(普通預金口座)
日本で多く使われている一般的な口座とほぼ同じです。
日本と異なるのは、ATMカード(キャッシュカード)のみ発行してもらうか、通帳も発行してもらうかを選ぶことができる点です。
日本ではATMカードと通帳の両方を持つのが普通ですが、インターネットバンキングを利用できるので、それで十分という方はATMカードだけでも良いと思います。
また通帳も発行するかどうかにより、最低入金金額が異なります。

②Checkingアカウント(小切手口座)
ATMカードと通帳の他に小切手が付きます。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、今後フィリピンで長期的(1年以上)に生活をされる方やビジネスをお考えの方は小切手があると便利です。

<小切手について>
フィリピンで大金(フィリピンでは1万ペソほどでも大金です)を支払う際に現金を持ち運ぶのは危険です。
小切手があれば多額の現金を持ち運ぶ必要がなくなります。
小切手で支払いをする際には、支払先・日付・支払金額(数字と英語)、小切手所有者のサインを記載する必要があります。
支払先の企業もしくは個人がこの小切手を持って銀行に行き、IDを見せると現金を受け取ることができ、小切手を発行した人の銀行口座から、記載金額が引き落とされます。
自動ではないですが、日本でいう引き落としですね。

~ こんな時に小切手で良かったと思う!! ~
【ケース1】空き巣やスリで小切手を盗まれた時

小切手内の指定箇所へ自分が銀行に登録しているサインをしていない限り、誰が拾っても使用することはできません。
また既に小切手にサインしていたとしても、支払先の欄に記載が済んでいれば、拾った人ではお金を引き出すことはできません。

小切手を無くして・盗まれてセーフの場合とアウトの場合
①支払先は記載されているが、自分のサインをしていない‥‥セーフ
②自分のサインと支払先の記載がされている‥‥セーフ
   例)西田さんが田村さん宛の小切手を拾っても、名前が違うのでお金を引き落とすことはできません。
③サインはしてあるが、支払先が記載されていない‥‥アウト!!
   この場合、拾った人が支払先に自分の名前を書いて銀行へ持っていくと記載されている金額が引き落とされてしまいます。
   またこのケースで金額すら記載されていなかったら最悪です。拾った方は好きな金額を支払先を自分にして銀行へ持って行ってしまいます。
※小切手が必要な時は、必要箇所への記載を全て同時に終えるようにしましょう。

【ケース2】家賃や学費を支払う時
①賃貸物件の家賃の支払い  例)5万ペソ
②子どもの学費の支払い  例)20万ペソ
フィリピンの紙幣で一番大きい現金が1,000ペソとなるため、現金で支払う際には①の場合は1,000ペソ札を50枚、②の場合では200枚を銀行かATMで引き出し、支払先へ届ける必要があり、持ち運ぶ時に危険が伴います。また、支払い時の数える手間も時間の無駄です。
挙げ句の果てには、紙幣のいくつかに対して、これは偽札ではないか??と支払先に疑われることもあります。


■USD口座開設について

USD口座はフィリピンペソ口座と異なり、Savingアカウントのみとなります。
発行されるのは通帳のみです。
ATMでUSDを引き出すことができないので、ATMカードも発行されません。
預入や引き出しは、口座開設をした銀行の最寄りの支店へ行く必要があります。
また多額のUSDを引き出す場合には、事前に引き出す予定の支店へ連絡を入れ、USDの準備をお願いしておきましょう。