セブの基本情報(2015年現在)

セブの基本情報

●セブ島は、フィリピン中部のビサヤ諸島にある島で、南北に225kmに渡って伸びる細長くて大きな島。
●面積は4422平方km。日本の県と比べると山梨県とほとんど同じ大きさである。
●セブ州全体の人口は3,356,137人(2000年調査)で、うち300万人がセブ島に住んでいる。
●マクタン・セブ国際空港はセブ市と2本の橋でつながる隣の島、マクタン島のラプラプ市にある。
●周りにはボホール島、ネグロス島、レイテ島があり、外海に面していないため、海は非常に穏やかである。
●  フィリピン最古の町
1521年、ポルトガルの探検家マゼランの上陸により、セブは世界の歴史の表舞台に登場する。
同時にカソリックの布教をおこない、これがフィリピンにおけるカソリック信仰の始まりとなった。
マゼランはその後、マクタン島の酋長ラプラプと戦い戦死し、スペイン遠征軍は一度は撤退するが、1565年に再来して本格的な植民地化をすすめる。
これによりセブ・シティはフィリピン最古の都市となり、6年間にわたり首都として機能した。
近年ビーチリゾートとして急速に観光化が進んだが、長い歴史がつくり出した建築物がいたるこころに点在し、見どころも多い。


言語

フィリピンは群島国家のために、それぞれの島で言語が異なる。公用語はフィリピン語(タガログ語)。
セブ島の方言はセブアノと呼ばれる言葉で、現在では付近の島々などとの共通語であるビサヤ語が使われている。
しかし、英語も共通語として使われているので、ほとんどのところで通じる。

通貨

・通貨単位はフィリピン・ペソとセンタボ。
・紙幣は1000ペソ、500ペソ、200ペソ、100ペソ、50ペソ、20ペソ。
・硬貨は10ペソ、5ペソ、1ペソ、25センタボ、10センタボ、5センタボ、1センタボがある。

両替

● お金の持って行き方
日本では、ペソ(PHP)の両替は成田空港でできるがレートはかなり悪い。現地へは日本円のままで大丈夫。
セブの空港に着いてから両替ができる。空港やホテルでも両替はできるが、街中の両替所と比べるとレートはあまり良くない。
セブは街中のいたるところに両替所があるので、必要な分を必要な時に両替するのがいいだろう。
【両替所】 ・マクタン島SaveMore(マリーナモール内)
・アヤラに4ヶ所
・Xoom Money Transfer(TGU Tower IT Park)
・Xpress Money (BTC / Osmena Boulevard / Metro Bank Escario)

● クレジットカード
ほぼ全域で使えるが、小さなお店などではビザカードやマスターカードなどのメジャーなクレジットカード以外は受付けていない場所もある。
ホテルなどの一部ではトラベラーズチェックもつかえるが、一般の商業施設などでは受付けていない。

チップ

空港のボーターは50ペソ、ホテルのポーターは荷物1個につき20ペソ。
レストラン等で伝票にサービス料が含まれていない場合は請求額の5~10%程度が基本。

交通

ホテルタクシー

ホテルのエントランスで行き先を告げると、タクシーを呼んでくれる。割高だが行き先によって料金が決まっていて安心。
ホテルによって料金は異なるが、マクタン島内の移動ならば600ペソからとなる。(場所により値段が異なるので注意)

タクシー

セブ市内のタクシーはメーター制。全てがエアコン車で、基本料金40ペソ。まずは乗車したときに行き先をしっかり伝え、メーター使用であることを確認する。もし、遠距離で使わないならばいくらかかるのかをしっかり確認しておこう。マクタン島からの乗車は交渉制が多いので、車が動き出す前にドライバーとしっかり料金交渉してから乗るようにしよう。
空港から出ているエアポートタクシーは基本料金70ペソからスタート。タクシーはお釣りを準備していない場合が多いので、なるべく小銭を準備してから利用しよう。

レンタカー

セブでは一般的にドライバー付きのレンタカーが主流。料金体系は、時間貸し、行き先別の2種類があるので、目的に合わせ利用しよう。
タクシーの少ないエリアに行く場合の復路の足代わりなどにも便利。料金は、マクタン島内送迎(片道)880ペソから各種あり。

トライシクル・ジプニー

地元の人々にとって最もポピュラーな乗り物。車体横に書かれている地名が行き先になる。乗り降り自由だが路線が複雑なので観光客には分かりづらい。
また、車内での置き引きやスリ行為も多く十分な注意が必要。

ビザ(査証)

30日間以内の滞在ならビザは不要。それ以上の滞在は現地のイミグレーションで延長できる。ただし、パスポーの残存期間が滞在日数+6ヶ月なくてはならない。

日本からセブへの直行便はフィリピン航空が、成田から毎日1日2便、大阪からは毎日1便運行。フィリピン航空は、羽田、成田、名古屋、大阪、福岡からマニラ便も運航。 所要時間約4時間30分。
また、LCCのセブパシフィック航空が、成田ーセブ直行便を週4便運航してる。成田、大阪、名古屋ーマニラ便も運航。
大韓航空を利用して韓国からセブに到着する経路、キャセイパシフィックを利用して香港からセブに到着する経由便もあります。

インターネット

フィリピンではショッピングモールやカフェなどの公共施設でWi-Fiが使用できますが、日本と比較するとそのスピードはとても遅い。
フィリピンの携帯会社、GLOBE、SMART、SUN、そして電話会社のPLDTなどがインターネットのサービスを行っていますが、ほとんどが3G、DSLと言う回線で、下りのスピードは1Mbpsも出ていれば良い方です。
大勢の人が利用する場所では、メールの送受信にも苦労する場合があります。YouTubeなどの動画はスムーズに見ることは出来ないと思った方が良いでしょう。
カフェなどでインターネットを利用する場合は、店員さんからIDとPWが書かれている紙をもらい、自分のスマホやタブレットに入力して使用します。ほとんどのお店は無料(一部、お金のかかるところもあり)。SMなど大きなショッピングモールでは館内で無料でWi-Fiが利用できます。接続は自動で行われます。ホテルでは無料で利用できるところと、IDとPWが書かれたカードを購入しなければならないところがあります。

● ポケットWi-Fi 
各携帯会社で4G LTEの対応、10Mbps以上のスピードが出ることもありまずまず快適にインターネットが利用できます。(詳細は、下記お役立ち情報をご覧下さい)
ボケットWi-Fiは、一台でPCやスマホなど数台とつなげることができます。

時差

本との時差は1時間。日本が1時間早い。日本の午前10時はフィリピンの午前9時。サマータイムはなし。

電圧

220V、60Hz。日本の電気製品を使うためには変圧器が必要。

飲料水

水道水は飲めないので、市販のミネラルウォーターを飲用しましょう。

治安

セブ島はフィリピンでも治安のよい地域に入るが過信は危険を招く元。
都市部の治安は決していいとはいえなく、特にスリや置き引きなどの軽犯罪は多い。
貴重品は、ホテルなどの金庫に預けたほうがよい。

マップ

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