ぶらり釣り日誌vol.3

image (41)ぶらり釣り日誌vol.3

「セブポ掲載中のヒノデ・ビーチ・ロッジの予約をお願いしたいのですが。。。」
今回の企画は、この1通のメールから始まった。。。


ホテル予約のやり取りの中で、この方(Hさん)が大の釣り好きで、今回セブに釣り旅行に来ることが判明。その後、この釣り企画を見て、セブポ編集部Tのあまりのふがいなさに日本から釣り道具一式を持ってきて釣りに同行させて頂けると言う。まさに伏兵現る。
「企画4回目にして、早くもカジキマグロ釣れちゃいそうっすね!今回でこの企画も終わりかな」という強気なTの発言にイヤーな予感が。。。。
決行は、1月の下旬。「ヒノデ・ビーチ・ロッジ」でチャーターして頂いた地元漁師の親方の船に乗り込み、マクタン島を離れ一路オランゴ島沖へ。移動中に、今回の同行取材を快諾してくれたHさんから釣り道具の説明を受けます。
すっ、すごい道具!さすが、ホンモノ釣師
彼は、この日のために日本から10本以上の釣竿とリール、そして無数のルアーを持ってきてくれたのです!
「このタックルは、大物釣り用のジギングで、こっちは、実際の餌をつけるタックル…」。「???判らん、まったく何を言ってるか理解できん。」というド素人の私ですが、とにかくアユでもカジキマグロでもなんでもかかって来なさい!という感じの完全装備でした。
「地元漁師の親方の漁場で、日本人釣師の助っ人付き。これで釣れないわけがない。」と鼻息を荒くし、30分ほどで漁場に到着。早速釣りの開始です。餌は、前日にHさんが市場で仕入れてきたイカ、エビ、ソーセージ。
開始早々に、私たちの横で釣り糸だけで釣っている漁師の親方が、次々とチッちゃい熱帯魚を釣上げていきます。
その間セブポの2人は。。。。まったくあたり無し。で、親方をよーく見ると、体調2センチほどのエビの子を餌に使ってます。親方にちっと餌を分けてもらうと、ピクピクとあたりがあり、簡単に1匹目の小魚が釣れました!「ウヒョー!釣れた!釣れたぞー!」と私が隣にいるはずのセブポ編集部Tを見ると。。。突っ伏してる。。。完全に船酔いしてる。。。「僕は、セブ島からネグロス島(最短10kmほど)まで、いつでも泳ぎきれる。」と、普段から豪語している水泳部出身のあいつが。。。。 「確かに、今日は海荒れてるけどさ~。ちょっとまずいんじゃないの。海釣り初体験の俺が全快で、半漁人の君が半死状態じゃ!Hさんの目もあるしさ~」の言葉にも反応なし。ということで、早々と戦線離脱したT様にはお休み頂き、今回のメーンイベントGTを目指し船は進みます!
GT(Giant trevally)とは、日本名:ロウニンアジ。アジと言っても体長80cm以上もあり、成魚は全長180cm・体重80kg、その巨体と引きの強さから人気の高いフィッシングだそうです。で、結果から申しますと、、、すみません。また、やっちゃいました。全く引きなしで一匹も釣ることが出来ませんでした。とにかくスゴイ荒波で。。。今回の釣果は、19匹の小魚君達でした。しかも、セブポ釣り部2人は、そのうちの2匹。まさに「大山鳴動して、小魚2匹」。。。
ご協力頂いたHさんによると、GTは、海水の中で育つマングローブの木の界隈に生息するそうですが、今回は、悪天候もあり近づくことが出来ませんでした。Hさんとは、「次回は、磯釣りに挑戦しよう!」と再会を約束し今回のツアーは終了しました。@ボス