エコカンパニーのグローバルリーダーを目指して

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エコカンパニーのグローバルリーダーを目指して Rescue Garbage リサイクルの材料を用いて、作られる家具やアクセサリー等の製造を経営するピートさんとカティーさん。 そのセンスの良さには、びっくりするばかりです 

ピートさんとカティーさんご夫妻が経営する、リサイクルを材料としたファクトリー。25年前にメインビジネスの家具製作ビジネスを立ち上げ、当時工場の掃除をしながら、木材などのゴミの多さに悩んでいたそうです。そんな時、ふとカティーさんがリサイクルを思いついたのが、ネイチャーズレガシーの始まりです。リサイクル製品をビジネスとしてスタートさせたのは、2004年。エコの材料を使って、ファッションからアクセサリー、家具まで揃うのが、特徴。ポップな家具から、自然の色を生かしたアクセサリー類など、今では、ヨーロッパ30%、米国30%、残り40%が中東、アジア、カナダへ輸出されています。

  材料は、使われない石や石粉、木、紙など。木のくずで作られたプラントポット、石灰岩を削って出た石灰粉の再利用で生まれた置物や鉢。どれも、自然の色を大切にしながらも、デザイン性を加えた、リサイクルとは思われないものばかりです。ネイチャーズ レガシーの名前は、まさに自然のままを生かしたデザインから由来されています。

工場は、セブ市内から車で40分ほど北へ行った、コンポステラという場所にあります。雨水も無駄なく使えるよう設計された工場には、現在従業員300人が働いています。そのほとんどは、このコンポステラ周辺からの雇用ですが、遠方のスタッフのための住居施設や、1ヘクタールもある公園を開放しています。将来的には、こちらの公園を一般の方にも公開し、エコツアーなるもをしたいとの夢があるそうです。フィリピンの文化や庶民の生活を知らせながら、オーガニックやリサイクルについて学ぶ場所に出来ればとのこと。このプロジェクトも、「地元民の雇用に繋がるからね」とピートさんは語ります。

地球環境に優しい製品づくりを考慮しながら、地元の雇用にもいかにつなげるかを考え実行し続ける姿勢に対して、ネイチャーズレガシー社は国内の多くの賞も受賞しています。

そんな素敵な商品は、マンダウェにあるショールームで実際見れて、買うことも可能です。輸出用に作られていますので、高品質なものが、お手ごろ価格で購入できます。

セブポット2012年1-2月号、P40でも紹介したTINDAHAN PINOYでもこちらの商品が買えますので、気軽に覗いてみるのもいいですね。

ショールーム
77 P. Remegio st. Cabancalan, Mandaue City
Tel +6332 512 6799  月-金曜日、9am-4pm
見学、購入希望者は、事前予約が必要

ファクトリー
Cogon, Compostela, Cebu
詳しくは : http://www.natureslegacy.com

 
ショールーム内の展示品。見る価値あり。 とってもセンスのよい家具類。紙くずや木くずから作られています!!
会社内の雨水も、貴重な資源 ゴミは分別が基本。
マンゴーをイメージして作られたトレーや、リサイクルペーパーで作られたアクセサリー。