ジュゼッペ

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シシリア人シェフの誇りのこもったイタリアン 
 
GIUSEPPE (ジュゼッペ)
【アクセス】Ma. Luisa Road沿い
【アドレス】Paseo Saturnino Ma. Luisa Road, Banilad, Cebu City
【Open】(月~土)11:30am-10:00pm (日曜:定休)
【TEL】(032)343-9901


 
セブにお客さん来てね、イタリアン食べたいって言ったら、迷わずここに連れて行きます。イタリアン食べたいって言わなくてもとにかく連れてきます。自分が食べたくない時でもうちの奥さんに無理やり連れて行かれます。ま、そういうクソの役にも立たないご家庭の内情は脇に置いといて、何がそんなにうまいのか。
前菜では、いつも頼むのがグリッシーニっていう細長い乾パンみたいなのに生ハム巻いた奴かな。もしくは、マンゴーを生ハムで巻いたのを頼んでみてもいいかもね。あんまり他の国ではやらない組み合わせだけど、セブの特産品であるマンゴーをメロンの代わりに使ってるわけですね。
この店で多くの常連客のハートを鷲掴みにして放さないのは『アルギューラと生ハムのピザ』。アルギューラっていうのはルッコラのことで、苦味があって、よく雑誌なんかでは『胡麻の風味がする』とか書かれてる葉っぱです。外はパリッ、中はもちっと焼き上げたトマトソースとモツァレラチーズのピザの上に、これでもかっ!と散らされたフレッシュアルギューラとパルマ産生ハム、そしてオリーブオイルを一垂らし。うめえっ!うますぎる!あ、ちなみに、メニューには書いてないけど、ウェイターに頼めばピザはハーフ&ハーフにもできますよ。
パスタもうまいっす。フィリピンではね、一昔前まではパスタは茹で置きが当たり前だったんですよ。茹で置きじゃなかったとしても、しっかり芯まで煮込んでソフトな仕上がりに仕立ててあるところばっかりだったんです。でもここの店はさすがにアルデンテの意味がちゃんとわかってる。ツナ缶でなく、ぶつ切りにした鮪の切り身を使ったスパゲティ・アル・トンノや、貝の出汁が良くきいてて美味しいリングイーネ・ボンゴレ・ビアンコとか、日本人の口にも良く合うのではないでしょうか。
デザートはどれも結構きっちりと甘くてあたしは好きなのよね。ものすごく濃厚なチョコレートクリームの上にバナナを乗っけた奴とか、シンプルなのに妙に後を引く美味しさ。定番のティラミスもちゃんとマスカルポーネチーズを使ってて、まっとうに美味しくできてる。あとはパンナコッタのねっちり感は必食。とくに、アマレットっていう甘いアーモンドのお酒をかけて食べると、とても幸せな気分に浸れます。
 
Pizza Salsiccie シーフードがたっぷり入ったサラダも外せない 生ハムマンゴーはセブならではの味